人はゆりかごから墓場まで、愛を必要としている
まずは、次の報告から紹介します。
ある実務研究会で講演者は、人間関係に関する話題の中で,病院にある,孤児の赤ちゃんのいっぱいいる部屋の話をしました。
多くの赤ちゃんたちは病気になり,中には死んだ子もいました。
ところが一番端のベッドの赤ちゃんだけは別で,よく発育しました。
ある医師は不思議に思いました。全部の赤ちゃんが,食事を与えられ,ふろに入れてもらい,温かくしてもらって,同じように世話を受けています。
それなのに一番端のベッドの赤ちゃんだけがよく育つのです。
何か月かたつと新しい赤ちゃんたちが連れて来られますが,そのことは同じで変わりません。一番端のベッドの赤ちゃんだけが元気に育つのです。
ついに医師は調べてみる事にしました。物陰に身をひそめて様子を見守るのです。
すると真夜中に掃除のおばさんが入って来ました。四つんばいになりながら、一通り掃除が終わるとおばさんは立ち上がり,腰を伸ばし,背中をさすりました。
それから一番端のベッドのところへ行くと赤ちゃんを抱き上げ,愛撫したり,話しかけたり,腕の中で揺すったりしながら部屋の中を歩きまわりました。
そして赤ちゃんをもとのベッドに戻すと帰っていきました。
その医師は次の晩も,その次の晩も見ていました。毎晩同じことが起きました。抱き上げられ,愛撫され,話しかけられ,愛されたのはいつも一番端のベッドの赤ちゃんでした。
連れて来られたどの新しい赤ちゃんのグループの場合も,よく発育したのは一番端のベッドの赤ちゃんで,ほかの赤ちゃんは病気になり,死ぬ子もいました。
上記のような報告は、世界中に数多くあるのです。
そうです、ゆりかごから愛は必要なのです。
子供がある程度大きくなったら必要ないでしょうか?
「ジャーナル・オブ・ライフタイム・リビング」誌の報告を聞いてください。
「精神病との厳しい闘いをしている精神科医たちは,精神の病気の根本の原因は愛の欠如であるという結論についに到達した。時間を決めて食べさせるか欲しい時に食べさせるか,しりをたたくかたたかないか,について議論していた児童心理学者たちは,子供が愛されている限り,どちらにしても大差のないことを知った。社会学者は非行の解決策が愛にあることを見いだし,犯罪学者は犯罪の解決策が愛であることを知り,政治学者は戦争の解決策が愛であることを突き止めた」。
大人になったら愛は必要ではないのでしょうか?
米国では全死亡者数の55%は心臓血管の病気が原因で死んでいます。
そして,独り暮らしの人のほうがこの病気で死ぬ場合が多いのです。
ジェームス・J・リンチは自著「失望―医学的に見た孤独の結果」の中で次のように述べています。
「結婚していない大人のアメリカ人の間の心臓病による死亡統計には著しいものがある。離婚者,やもめ,独身者などを含め,結婚していない人々の心臓病による死亡率は,結婚しているアメリカ人の死亡率の2倍ないし5倍も高い」と述べています。
最近の科学的研究は,孤独感によって免疫機構が損なわれて,病気にかかりやすくなることがあることを示唆しています。
あなたも、女性の場合、既婚者より独身者のほうが乳がんの発生率が高いということを聞いたことはありませんか?
結論:あなたが、愛という言葉にどれほど裏切られたとしても、
「ゆりかごから墓場まで必要なもの」とは、お金で買えるものではなく、
愛なのです。そうです真実の愛は幸福家族に欠かせません。これを認める勇気をもてるなら、次のページへ進んでください。


