感謝ー今の世の中どうなっているのか?
幸福家族・・・・
「吹けよ,吹けよ,冬の風。お前がどんなに冷たくても,恩知らずよりはまだましだ」。
シェイクスピアはかつて、 感謝の気持ちのない人間の態度をそのように表現しました。
あなたも、家族や友人に親切なことをしたのに、
まったく、感謝されなかったという経験はありませんか?
そんな時、厳しい真冬の寒さよりもさらに冷たく感じられたかもしれません。
悲しいことに,このシェイクスピアの格言に共感を覚えるシーンは少なくありません。
一人の男性の話です。
彼は,沈みかけた船の乗客を救うために自分の命をかけました。
危うく死ぬところだった17人を助け出したのです。
そのため疲れ果ててしまい,家まで抱えて運んでもらわなければなりませんでした。
何年もたってからその人は,あの時の勇敢な救助のことで特に印象に残っているのはどんなことかと尋ねられた時,『私が助けた17人のうち一人も私に感謝の言葉を述べなかったことだけです』と答えたのです。
こんな話は至るところにあります。
会社でも、学校でも、職場でも、
「してくれて当然、あたりまえ、それがあんたの仕事だから」
こんな言葉がどこでも聞かれるような時代ではないでしょう?
感謝しない原因はどこにあるでしょうか。
その根底にあるのは利己主義です。
少し厳しく聞こえるかも。
確かに、利己主義といっても様々なものがある。
無思慮がそうだ。その人は感謝を表わさなかったことを指摘されるとそれに驚き,傷つくことさえあるかもしれません。
一方、自己中心的な人はそういうことには一切むとんちゃくです。指摘されても、あまり感じないのです。「どうして?それはあなたの役目でしょ?どうしてわざわざ感謝しなけらばならの!」
そのような反応を示す人のことです。
感謝されないと、がっかりするのはなぜか?
なぜなら,感謝にかける態度は、人が持つ基本的な必要を踏みにじるからです。
あなたの親切に対して感謝されず、がっかりとしたことはあるはずです。
つまり、のどの渇いたときに、のどを潤す水を飲めなかったような感覚と似ているのではないでしょうか?
つまり、人間には生きていくのに、水が必要であると同じように、
感謝されること、自分の存在や働きを認めてくれる、一言が必要なのです。
作家のマーク・トウェーンは,
「優れた賞賛の言葉を受けるなら,2か月は飲まず食わずでも生きてゆけるくらいだ」と言ったことがあります。
お返しの物品は別として、物やお金でその感謝される必要が満たされるわけではないのです。
あなたの職場で、あなたが勤勉に働いたのに、正当な給料を払っているという理由で、「お疲れ様」『ご苦労様でした』の、一言で返してくれない、上司や雇い主にのもとで喜んで働きたいと思うだろうか?
そうです、感謝されること、自分の働きを認めてもらう(時々失敗したとしても)を、あなたの家族の全員が必要としているのです。そしてあなたも・・・・
練習ノート
あなたの職場で、あなたの上司は感謝する上司ですか?
もしそうでないとしても、あなたが感謝してはどうですか?
別にこびているわけではありません。いつも「お疲れ様」というついでに、「今日もありがとうございました」と付け加えるだけでもいいのです。一週間試してみましょう。
ずいぶん、上司の態度は変わるはずです。


